
ゴム飛び、とび箱、石渡り。子どもの遊びに欠かせないジャンプの存在。高く遠く飛べる子はクラスのヒーローであり、脅威のジャンプ力を身に付けた配管工は世界的スーパースターになったんだ。
Text=関戸公人(編集部)
それはけんけんぱから
はじまった
バーベキューとかで川辺に行くと、必ずと言っていいほど見かけるのが、平べったい岩をジャンプで渡る遊び。次のジャンプ地点を決めて、掛け声一番着地する子どもたちに自然とほほが緩む。ほかにも横断歩道の白い部分だけをジャンプしながら渡ったりと、ジャンプは子どもの遊びの中でも基本となるアクションなのだ。
そして2Dアクションゲームの一番の基本といえば、これもジャンプ。『海腹川背』などの特殊な例もあるが、ほぼすべての2Dアクションキャラクターに標準装備されている基礎中の基礎動作である。子どもがゲームユーザーの主役であった時代であることを考えると、ごく自然な流れだったのだろう。
そのジャンプにおいて代表に挙げられるのがやはりマリオ。『マリオブラザーズ』で、ジャンプで亀をかわしジャンプで床を突き上げジャンプでルイージを踏みつけた彼は、『スーパーマリオブラザーズ』で驚異的ジャンプ力を身に付け、僕らの前に姿を現した。Aボタンを押した長さと助走の有無でジャンプ力が変わるという能力は、細かな小ジャンプの連続を繰り返して進む緊張感と、大ジャンプで大穴を飛び越える爽快感の2つを同じボタンでもたらしてくれた。特に大ジャンプは印象的で、8‐1の連続大ジャンプ地点は、名場面のひとつとしてとても印象深い。
そういった背景もあり、超人ジャンプこそマリオ。と思われがちだが、ちょっと待ってほしい。超人ジャンプができるアクション・スターはまだまだいる。むしろマリオは序の口なのだ。
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